祝儀に用いる道具と器~「松竹梅」と「鶴亀」の由来と意匠性について~

こんにちは!
京都市伏見区にある「創作和膳 吉祥」です。
HPをご覧くださり、ありがとうございます。


お祝いの儀式や行事には、古来から仕切りに則った
特別の道具や器が使われてきました。


その中でも、現代にも伝わる「松竹梅」「鶴亀」に触れて
その由来や意匠について、ご紹介していきましょう。


【松竹梅】
松、竹、梅は、冬の寒さに耐える強さを持つことから
中国では「歳寒の三友」と呼ばれ、尊ばれていました。

なかでも、神霊が宿るご神木として
古くから信仰の対象であった松。

冬の寒さに耐えてなお、変わらず青さを保つ常緑樹であることから
延命長寿、普遍の愛情(節操)、英気などの象徴となっています。


若松、根引松、五葉松、松笠、松葉など
さまざまに意匠化され、3つの山のある三蓋松などは
もっとも典型的な松の形として、広く知られています。


また、竹は成長が早く、常緑樹であることから
縁起が良いとされ、節は節度の象徴とされてきました。


【鶴・亀】
不老不死の蓬莱山に住むと言われる鶴と亀。
長寿の象徴として尊ばれてきました。


鶴は、2羽を描いた双鶴や、向鶴(むかいづる)、羽を広げて舞う舞鶴
群れで飛ぶ軍鶴(ぐんかく)、瑞雲(ずいうん)と描かれる雲鶴(うんかく)
卵を抱く巣籠鶴、羽ばたく飛び鶴や翔鶴(しょうかく)
松の枝をくわえた松喰鶴など、さまざまな意匠に発展しました。


亀は、愛らしい姿をうつした蓋物もありますが
幾何模様の亀甲として描かれることが一般的ではないでしょうか。


「創作和膳 喜祥」では、日本庭園の景観を楽しみながら
四季折々の旬の京野菜などを用いたお食事と
京都伏見で醸造された地酒にこだわって提供しております。


お食い初めやお宮参りなどのお祝い事や
法事など特別な日はもちろんのこと
宴会やお仕事の接待の場や
上質なデートを楽しめる空間としても
幅広くご活用いただけます。



ご利用は完全予約制とさせていただいております。
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